Azuki堂だより
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2015年1月11日(日) 新年 成人式
あけましておめでとうございます。
旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。
「お客様に喜んで頂く」という基本に立ちかえって
地道に、一冊一冊の本を大切に、ご紹介していけるよう
取り組んで参りたいと存じます。
本年も変わらぬお引き立ての程よろしくお願い申し上げます。
皆様のご健勝とご発展をお祈り申し上げます。
さて、明日1月12日は成人の日。
新成人の事件などが毎年取り上げられて
やまないように感じてしまいますが、
将来の日本を担う若い方々に、期待をし
成長していってほしいと思っております。
成人の日、ということで
2回目の成人式、3回目の成人式、4回目の
と、自分自身の人生の節目を少し振り返ってみるのは
いかがでしょうか。
20年、30年前それ以前の書籍にも
性差や自己実現・自己表現などに関するものがたくさんあります。
今よりも女性差別や社会的格差などが注視されない時代。
インターネットや雑誌などがいまのように普及する前に
「本」という手段を用いて表現することで
少しずつ世の中が変化していった結果が
現在の世の中なのかもしれません。
Azuki堂の古書目録から
女性史・ジェンダー、思想・哲学・言論・文化論カテゴリー
以下の書籍をご紹介いたします。
『かけがえのない、大したことのない私』
田中美津/インパクト出版会/2005発行/\1,300
第1刷 カバ帯 70年代初頭、
女性ばかりか男性にも影響を与えた「いのちの女たちへ」から30年余
90年代以降のインタビューなど
『性差と文化』 (東京大学公開講座)
高橋迪雄 瀧田佳子 蓮實重彦 五味文彦 武藤芳照
松原純子 藤田英典 他/東京大学出版会/1996年発行/\1,200
第2刷カバ 動物から見たヒトの性差、昆虫の性行動など
各学部の専門の立場から「性差と文化」というテーマで講演した11編を収録
『共生時代のフェミニズム ひらかれた未来をもとめて』
青木やよひ/オリジン出版センター/1994年発行/\1,000
初版 カバ 平和への模索の中で
エコ・フェミニズムの視点から人口・生殖・差別・環境問題を考える
『ヒロインからヒーローへ 女性の自我と表現』
水田宗子 /田畑書店/1982年発行/\2,200
第1刷経年ヤケカバスレ 女性幻想 結婚競争の勝者と敗者
女としての失敗と成長 女性がヒーローとなる時 狂気の果て 生む性と文学
『話したい、話せない、「話す」の壁』 (シリーズ 日本語があぶない)
久世光彦 ほか27人/ゆまに書房/2006年発行/\800
第1刷カバ帯 「ワタシってぇ、日本語軽くヤバイって感じぃ、みたいな」
と話す若者に超ムカつくおやじになる前に読む本
2015年も、Azuki堂をどうぞよろしくお願い申し上げます。
( Y・S)記